田辺ジオパーク研究会ニュース・お知らせ情報
2017/07/09
ヨドシロヘリハンミョウ
和歌山県天然記念物「ヨドシロヘリハンミョウ」観察会より大昔から主に瀬戸内海辺りに生息しているようです。特に徳島県吉野川河口からはるばるやってきたと云われるヨドシロヘリハンミョウは、昨年、南紀熊野西エリア内で確認され、県天然記念物に指定されました。国の絶滅危惧2類、県の絶滅危惧1類に分類されている希少価値の高い甲虫です(6月下旬〜8月初旬繁殖期と子育てのようです)。和歌山県内ではここだけに生息しているようです。さてさて、どのようにして遥々やってきたのでしょうか。そういえば氷河期時代ってありましたね。
2017/07/09
地質遺産の物語 たなべ・みなべ編 19
扇ヶ浜(田辺市)1925年(大正14年)、和歌山県の名勝に指定された頃は、松林がどこまでも続くような白砂清松の言葉がピッタリの風景だったようです。
1944年には戦備品の目的で伐採され、1961年には第2室戸台風の影響や松くい虫や潮害の影響で、残念ながら昔の面影が失われていますが、2005年からはファミリービーチとして、シーズンには約8万人以上が利用。北側の会津川から流れてきた砂は、田辺湾の海流が時計回りに流れている事を物語っています。
2017/07/03
和歌山県東牟婁郡古座川の河内祭り
7月23日(日曜)屋形船に乗って、清流古座川を遡り自然崇拝の祭りを体感しませんか。
参加費@5,000 屋形船・柏寿司弁当・お茶付き
問合せ先 古座観光協会 0735-720645
2017/07/02
地質遺産の物語 たなべ・みなべ編 18
下柳瀬の深層崩壊跡地(田辺市龍神村)久しぶりの青空が見えています。日高川は日本一長い2級河川で、本当に曲がりくねった穿入蛇行です。明治22年(1889年)8月大水害の時に、橋の山側斜面が深層崩壊が起き土砂ダムが出来ました。その後決壊し、現在は梅畑や墓地となっています。川が堰き止められた為に、上流や下流(決壊後)の民家は流失し、約80名が亡くなられ大変な災害だったようです。
2017/06/28
6月27日 みなべ町蝙蝠岩〜三里が峰自主研修
後期白亜紀に形成された付加体日高(ひだか)層群に、蝙蝠岩と呼ばれるデッカイ岩(砂岩)があります。ある日突然崩れ落ちて出来た空洞に、蝙蝠さん達が子育て真っ最中でした。ここから南西方向には、海に浮かぶみなべ町のシンボル「鹿島」がくっきりと浮かび、眺望はすこぶる絵になります。急遽、このまま三里が峰ウォークへ。 この古道は、鎌倉時代後期、大塔宮護良親王が熊野に向かって歩いた路のようです。
2017/06/26
地質遺産の物語 たなべ・みなべ編 17
古谷石と瓜谷層(みなべ町西岩代ー田辺市伏菟野(ふどの))約6000万年前に堆積された付加体(音無川層群の下部層)です。この地層は紀伊半島南部の土台となっていますが、ボロボロと崩れやすいのが特徴です。この中に黒っぽい塊が混じっています。盆石愛好家にとって目が離せない地層です(但し、最近は良質の石は見つからないようです)。約30haの広大な山谷に約2万本の梅の木が植えられ紀南地方の三大梅林の一つとなっています。
2017/06/19
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 16
奇絶峡(きぜっきょう)田辺市上秋津・秋津川市街地から車で約15分。ここは桜の名所としても知られています。登山愛好家たちの足腰鍛錬の場所であったり、夏場には涼が楽しめる絶好の場所であったり、多くの人々から親しまれています。日本画家 ”堂本印象”が描かれた原画を基に、磨崖三尊大石仏は1966年(昭41)地元の上秋津愛郷会・田辺市・田辺市観光協会が、国内平和と世界平和のシンボルとして開眼されました。
2017/06/13
セアカゴケグモ (有毒)
オーストラリア原産の有毒グモが見つかった!? 気を付けましょう!http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=335005&p=more
2017/06/11
地質遺産の物語 たなべ・みなべ編 15
鳥ノ巣半島(田辺市新庄町)の泥岩岩脈南紀熊野特有の新しい地層の一番下で固まりつつあった泥が、地殻変動によって液状化され、既にその上に順序良く積もっていた地層の割れ目箇所をめがけて、磯の表面や付近の陸側に上昇してきています。干潮時には沢山の泥岩が噴き出て来た様子が、磯遊びの時にも普通に観察できます。 小・中学生のフィールドワークには最適コースです! 1936年国天然記念物指定域
2017/06/05
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 14
請川(うけがわ)のお滝さん(田辺市本宮町)世界遺産熊野古道の一つに「小雲取越」があります。ここの谷に沿って流れる清水「請川のお滝さん」は古くから修行の場であり、修験道の守り本尊である石造りや木造りの不動尊が祭られています。高さ約50mのオーバーハングになった岩壁は、バームクーヘン状のようなクッキリとした筋目があり、下から見上げるとまるで竜宮城にでもいるような錯覚になります。「本宮町名勝八景」の一つでNHKテレビ「ほんまもん」のロケ地にもなったところです。