田辺ジオパーク研究会ニュース・お知らせ情報

2018/01/13
2月3日(土曜日)和歌山県太地・那智勝浦のイベントお知らせ
2月3日イベントチラシを添付します。

2月3日は、「福は内〜鬼は外〜・・」一年の節目(立春)の大晦日です。イベント会場は、明治末〜昭和にかけて旺盛に活躍された、和歌山県出身の作家、佐藤春夫氏が命名されたといわれる「ゆかし潟(周囲2.2qの汽水湖=那智勝浦町温川温泉)」(田辺市内から紀勢道路を利用すると約1時間30分)。詳細はチラシをご覧ください。

(1325KB) (1246KB)

2018/01/08
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 44
木守(こもり)の風穴(田辺市木守)

国道371号線の橋下”前の川タービダイト”を北に約15分ほど走ると木守地区の中心地区に到着。紀伊半島の土台をなす牟婁付加体の礫岩層。褶曲や断層によって崩れやすい地質の為に礫と礫との間に空間ができやすくなっています。洞窟の内外で生じる気温差や気圧差によって風の流れが生じ、間口の狭い洞窟の出入り口を通じて風を体感できる岩穴が数か所あります。夏場にはこの天然扇風機風な体験も面白いかもしれません。(風の強さは全国最大級といわれるようです)

126-1.jpg126-2.jpg126-3.jpg

2017/12/25
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 43
射森峠のれき岩層(田辺市中辺路町)

田辺市上野から最短コースで中辺路町に往来できるルート。現在2輪車又は軽トラのみ通行可能です。峠までの斜面には大小様々な種類の礫が入り混じっているのが観察できます。特にこの辺りの礫には石灰岩が多く含まれているのが特徴。峠には紀州攻めにやってきた豊臣軍と戦ったと伝えられている古戦場跡があり、会員の詳しい話に耳を傾けながら地形的な要所で暫く歴史の世界にも。又、下った先の西谷地区には、一つの願いだけ叶えてくれるという、一願地蔵尊を祭られているお寺があります。お参りの祭には、お酒と辛子をお供えする習わしだといわれています。

125-1.jpg125-2.jpg125-3.jpg

2017/12/20
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 42
東光寺の津波碑(田辺市新庄町)

田辺市立新庄中学校地域学習フィールドワークでは必ず訪れる場所の一つです。現在のように道路が整備されていないその昔々、この峠道まで津波が押し寄せて来たという様子が刻まれています。地形的に波が両側から「ドーン」とぶつかりあった場所。「あの坂は昔からお堂下の意味もあるけど、両方から来た波がドンとぶつかる坂やから『ドンの坂・ドの坂』って呼ばれているんや」(古老談)。因みに1707年「宝永の津波潮位」は推定で海抜12m79pもあったようです。境内には昭和南海地震津波で犠牲になられた67名の供養塔も建立されています。

124-1.jpg124-2.jpg124-3.jpg

2017/12/10
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 41
川湯温泉(田辺市本宮町川湯)

熊野川に流れる大塔川というところに高温の泉源があります。有名な「仙人風呂」です。ここは約900年前に発見されたようですが、現在のように旅館や民宿が川沿いに出来てきたのは江戸中期といわれています。火山活動でできた二つの火成岩体が交差している場所。石英斑岩と呼ばれる火成岩の割れ目を通って温泉水がそのまま上昇している為です。冬季限定の珍しい大露天風呂を目的に、熊野方面に来られる観光客も少なくないようです。やはり温泉は、多くの人々にとってもジオの恵みなのですね。

123-1.jpg123-2.jpg123-3.jpg

2017/12/04
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 40
黒尊仏(くるそんぶつ 田辺市本宮町津荷谷)

本宮町津荷谷(つがだに)は、田辺市のほぼ南東(熊野川町近く)にあたり、その昔は林業や製炭業などを生業とした約40戸ほどの小さな村でした。山中にひときわ異彩を放つ不思議な巌は、江戸時代の地誌「紀伊続風土記」に疱瘡の神(俱蘆尊仏)と崇められ疱瘡護符を出したと記述されている。廃村後も元村民による祭りが復活されていたようですが、高齢化などで約10年ほど前から再び途絶えてしまった。マグマが貫入してきた泥岩(熊野層群)の傍らには、2011年9月紀伊半島大水害で、残っていた石灯篭や鳥居も全て流され谷川に横たわっています。

122-1.jpg122-2.jpg122-3.jpg

2017/11/27
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 39
野中の清水(田辺市中辺路町)

古くから住民の飲料水・生活用水、旅人の喉を潤す貴重な湧水である。1985年環境省の「日本の名水百選」にも選ばれています。この附近の野中断層の影響で厚くて水を通しにくい岩石があり、そのために地下水が自然に地表に出ているようだ。このような湧水が多く「この辺りには深井戸は一本もない・・・・」と作家の宇江敏勝氏もコメントされています。1705年松尾芭蕉の門弟、服部嵐雪が仲間7人と共に伊勢〜熊野〜田辺方面に向かって歩く途中、立ち寄ったという句碑も残されています。「すみかねて道まで出るか山清水」

121-1.jpg121-2.jpg121-3.jpg

2017/11/26
ワダイの防災カフェin田辺市
情報通信技術を用いた防災支援システムについて

日 時 12月2日(土曜)14:00〜15:30(受付13:30)

場 所 田辺市消防本部

講 師 吉野 孝氏(和歌山大学システム工学部教授) 

参加費 無料

申込先 和歌山大学災害科学教育研究センター
    п@073-457-7558  

120-1.jpg

2017/11/22
防災ジオツアー企画WSご案内
12月9日(土曜日) 午前10時〜12:00

場所 和歌山県土砂災害啓発センター研修室

主催 和歌山大学災害科学教育研究センター

講師 本塚智貴(和歌山大学災害科学教育研究センター客員準教授)

内容 これまでの防災ジオツアーから見えて来た課題(約20分)
   防災ジオツアー企画WS 約80分

申込&問合せ先 
   рO73-457-7558 fax073-457-7593
   
   E-mail: bousai@center.wakayama-u.ac.jp

119-1.jpg

2017/11/22
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 38
龍神温泉(田辺市龍神村龍神)

紀州徳川藩の別荘地として栄えた場所です。保温性が高く美肌効果が期待できるといわれ、いつの頃からか「日本三大美人の湯」の一つに挙げられています。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、火山活動で出来た弧状岩脈に沿って熱水が上昇。のんびりゆっくり入浴後はしっとり肌になっています。又、老舗の「上御殿」「下御殿」界隈は、まるで昭和初期にタイムスリップしたような雰囲気が漂っています。 渓流や鳥の声に耳を傾けながら浴衣姿で、そぞろ歩きを楽しんでおられる光景は、実に絵になりますね。

118-1.jpg118-2.jpg118-3.jpg

- Topics Board -