田辺ジオパーク研究会ニュース・お知らせ情報

2018/02/11
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 49
動鳴気峡(どうめききょう 田辺市稲成町)

2016年、日本奇岩百景に登録されているひき岩群。その一角にある通称「どめききょう」は、現在の人工池(岩口池)から下流の谷間。記事には名前の由来が紹介されています。先人の知恵ですね。現在はすっかり穏やかな渓谷となっていますが、河床のポットホールが往時の水量の多さを物語っています。附近の地質は、北側には付加体の音無川層群に「紀南ブドウ園」が、南側の牟婁層群の稲成地域には昔から「稲成ナス」が美味しいと評判です。
以下、日本の奇岩百景紹介です。
https://www.web-gis.jp/GS_Kigan100/K100-088/Kigan100_088pc.html
https://www.web-gis.jp/GS_Kigan100/Kigan201612.pdf

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2018/02/10
南紀熊野ジオパークフェスタお知らせ
2018年2月17日(月曜)
第5回南紀熊野ジオパークフェスタin那智勝浦町体育文化会館

「価値ある資源と地域の魅力を再発見!楽しく、美味しく!」

開催時間   10:00〜15:30
内  容   地元農林水産品(弁当・スウィーツなど)物産展
       東西南北ジオパークPRブース
       交流ブース(交流・体験)
       パネル展示
       フォトコンテスト入賞作品展示
       ジオ興しチーム成果展示
       各種ポスター展示
 
記念講演会  13:45〜
講  師   尾池和夫氏  日本ジオパーク委員会委員長
              京都造形芸術大学学長

詳細は南紀熊野ジオパーク推進協議会ホームページをご覧ください。
http://nankikumanogeo.jp/

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2018/02/04
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 48
檜皮(ひわだ)の滝(田辺市龍神村柳瀬)

発足年(2015年)の11月に始めて訪れた檜皮の滝。こんなにも荒々しく険しい地形があるとは想像だにしなかった。市町村合併後の田辺市には紀伊半島の土台をなす古い地層が多く現れている。云わば地層のご先祖さま域。その谷間を流れる約1.1q間の急流は、その昔木材を運ぶ筏流しの難所ともいわれた場所です。1919年には水力発電所が完成。その後は筏下りは見かけることはなくなったようですが、自然の恵みの鮎は、今も昔も変わらず美味しい味と評判です(メンバーY氏談)。

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2018/01/28
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 47
小森谷渓谷(田辺市龍神村龍神)

県内最高峰の龍神岳や護摩壇山を源流とする日高川の最上流に、自然林が広がる小森谷渓谷があります。滝フェチには見逃せない名前「衛門嘉門の滝」「越戒の滝」「白念の滝」「お万ヶ淵」「赤壷・白壷の滝」などがあり、名前の由来に興味がそそられます。県内の各地に伝説が残る平維盛にちなんで名前がつけられているようです。今回の取材ではロープ使用で河床まで降りれたようなので、龍神村以北のみで見られる赤色泥岩や赤色チャートが、ひと際美しく画像に表れています。紀伊半島の土台をなす四万十付加体。渓流釣りの名所の一つです。

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2018/01/22
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 46
千里の浜(みなべ町山内)

2015年(平成27年)吉野熊野国立公園拡張登録域になりました。ここは田辺層群の最北域にあたります。この浜は本州最大のアカウミガメの産卵地としても知られています。昨年は271回の上陸が確認されています。又、紀伊路で唯一、浜辺をたどる熊野古道として親しまれ、約1.3qの砂浜をいにしえの人々も熊野詣の際、砂に足跡を残しながら一歩一歩と進んでいる様子が目に浮かんできそうです。花山法皇の歌碑も残されています。

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2018/01/14
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 45
田辺本宮観測点(田辺市本宮町三越)

産業技術総合研究所(産総研)の地質調査総合センターが、地震の予知研究に役立てようと大地震の前兆を察知する取り組みが進められています。地下水や地殻の変動を観測する設備で県内では串本町津荷にもあります。「近い将来予想される大地震の発生前に、地下水位や地殻の変動が生じる可能性がある」(産総研)。近くの湯の峰温泉では、過去に大地震の前後に自噴量が減ったという記述された文献も残されているようです。

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2018/01/13
2月3日(土曜日)和歌山県太地・那智勝浦のイベントお知らせ
2月3日イベントチラシを添付します。

2月3日は、「福は内〜鬼は外〜・・」一年の節目(立春)の大晦日です。イベント会場は、明治末〜昭和にかけて旺盛に活躍された、和歌山県出身の作家、佐藤春夫氏が命名されたといわれる「ゆかし潟(周囲2.2qの汽水湖=那智勝浦町温川温泉)」(田辺市内から紀勢道路を利用すると約1時間30分)。詳細はチラシをご覧ください。

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2018/01/08
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 44
木守(こもり)の風穴(田辺市木守)

国道371号線の橋下”前の川タービダイト”を北に約15分ほど走ると木守地区の中心地区に到着。紀伊半島の土台をなす牟婁付加体の礫岩層。褶曲や断層によって崩れやすい地質の為に礫と礫との間に空間ができやすくなっています。洞窟の内外で生じる気温差や気圧差によって風の流れが生じ、間口の狭い洞窟の出入り口を通じて風を体感できる岩穴が数か所あります。夏場にはこの天然扇風機風な体験も面白いかもしれません。(風の強さは全国最大級といわれるようです)

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2017/12/25
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 43
射森峠のれき岩層(田辺市中辺路町)

田辺市上野から最短コースで中辺路町に往来できるルート。現在2輪車又は軽トラのみ通行可能です。峠までの斜面には大小様々な種類の礫が入り混じっているのが観察できます。特にこの辺りの礫には石灰岩が多く含まれているのが特徴。峠には紀州攻めにやってきた豊臣軍と戦ったと伝えられている古戦場跡があり、会員の詳しい話に耳を傾けながら地形的な要所で暫く歴史の世界にも。又、下った先の西谷地区には、一つの願いだけ叶えてくれるという、一願地蔵尊を祭られているお寺があります。お参りの祭には、お酒と辛子をお供えする習わしだといわれています。

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2017/12/20
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 42
東光寺の津波碑(田辺市新庄町)

田辺市立新庄中学校地域学習フィールドワークでは必ず訪れる場所の一つです。現在のように道路が整備されていないその昔々、この峠道まで津波が押し寄せて来たという様子が刻まれています。地形的に波が両側から「ドーン」とぶつかりあった場所。「あの坂は昔からお堂下の意味もあるけど、両方から来た波がドンとぶつかる坂やから『ドンの坂・ドの坂』って呼ばれているんや」(古老談)。因みに1707年「宝永の津波潮位」は推定で海抜12m79pもあったようです。境内には昭和南海地震津波で犠牲になられた67名の供養塔も建立されています。

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