田辺ジオパーク研究会ニュース・お知らせ情報

2017/10/22
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 34
天神崎(田辺市)

田辺湾の北側は、暖流の影響を受け海岸自然林と動植物、海の生物が広い波食棚をはさんで同居しています。森・磯・海が一体となり、昔ながらの生態系が残されているこの場所は全国的にも有名です。1974年「天神崎の自然を大切にする会」が結成。1987年ナショナルトラスト法人の第1号に認定されています。会が主催する自然観察教室には、年間を通じて多くの人々が参加されています。未来の大人たちの歓声と喜びに満ちた表情は、継続の大切さを教えてくれます。 

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2017/10/17
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 33
アカホヤ火山灰層(田辺市九川)

約7300年前、鹿児島南方の鬼界大噴火の際、この火山灰が東日本まで広く分布しているようです。当地域にも遥々飛んできたアカホヤ火山灰層があっちこっちで見かけます。鬼界カルデラは薩摩硫黄島と竹島を除き大部分が水没していますが、薩摩硫黄岳は日本を代表する活火山の一つです。2016年12月第15回見学会時、合川〜木守に向かう途中、この九川(くかわ)にアカホヤ火山灰層が堆積していることを学術専門員中屋志津男氏から教わりました。

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2017/10/10
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 32
湯の峰温泉(田辺市本宮町湯峰)

日本最古の温泉といわれる湯峰温泉の源泉(湯筒)は、現在でも90°以上。温泉街の中を流れている「湯の谷川」の川底や岩穴からもぷくぷくと湯煙りと共に流れている様子が確認されます。ここは南北と東西に弓なりになっている二つの弧状岩脈が交差したところで、岩の割れ目から上昇してきています。小栗判官の伝説や熊野詣の湯治場として、今なお観光客の人気スポットとなっています。入浴できる温泉としては唯一世界遺産に登録されています。

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2017/10/03
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 31
曲川(まがりがわ)の貫入(田辺市本宮町)

本宮町には有名な湯の峰温泉があります。この辺りには熊野川の支流、四村川(よむらがわ)が流れています。この上流には田辺市内では珍しい火成岩岩脈(石英斑岩)が露出しています。紀伊半島南部の土台をなす付加体(音無川層群)の下からマグマが貫入して出来た大岩です。緩やかで澄み切った清流は、この岩脈を真っ二つに切るように流れているので、下流側には深い淵があり子供の頃の遊び場だったと地域の方が話されています。この岩の白さは、さながら秋空に浮かぶ白い雲のようです。

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2017/09/25
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 30
神島(田辺市新庄町)

田辺湾に浮かぶ神島は国指定天然記念物。対岸の新庄町鳥ノ巣から約500m離れている有名な無人島です。何故有名かというと、世界的な博物学者南方熊楠が1904年以降田辺に在住され、その後この島の保全に力を尽くされた事と、そのお蔭で現在も昔からの動植物が息づいているからです。1929年(昭4年)昭和天皇が神島に上陸され熊楠が島をご案内された後、お召艦長門にてご進講されています。最近は、島の南東側崖に現れているマーブルケーキのような褶曲見学も、シーカヤックで楽しんでいます。 
http://www.minakatakumagusu-kinenkan.jp/kumagusu/life/showatennou

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2017/09/17
地質遺産の物語の物語 田辺・みなべ編 29
岩屋観音(田辺市稲成町=いなり)

手で握れるくらいの石ころが混じったこの岩山には、大小の洞穴や、登りやすい段差が自然に出来ています。岩屋観音お堂の横から登りの始め、ぐるっと約1q一周する間には、西国三十三番霊場の縮小版が祭られています。高山寺(世界的に有名な南方熊楠や植芝盛平のお墓があります)の末寺で、鎌倉初期の藤原秀勝一家が熊野詣での途中、この地で迷い、この洞穴で暫く滞在され、その祭に残された念持仏を祀っているといわれています。田辺湾に手が届きそうな場所です。

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2017/09/16
赤滑の漣痕 追加
先日、行く機会があり、2015/8月の活動履歴 赤滑(あかなめら)の漣痕の記述・写真を追加いたしました。

http://tajiken.org/cafe/html/mon/201508-1.html
2017/09/12
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 28
修験の滝(田辺市下川上)

日置川の支流、安川渓谷方面にくねくねと道なりに進んでいくと、あれ!?川の流れる方向がいつの間にか逆の流れに変わっているような錯覚を覚えます。枝谷と支流の川が入り交じり、更に”馬の背”のような背斜ライン上に「修験の滝」が眼下に現れます。2年前の当会発足後8月の見学会時、数か所から落ちる清楚な雰囲気の白い流れに参加者から思わずため息が出ていました。

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2017/09/05
地質遺産の物語 田辺・みなべ編 27
平瀬(ひらせ)の河岸段丘(田辺市平瀬)

熊野古道の滝尻王子から国道371号を東に暫く山間を進んでいくと、急に視界が広がり思わず車を止めたくなる場所があります。日置川沿いの2段の河岸段丘上部は、山間の土石流が堆積して形成されています。ちょうど今!、眩いほどの黄金色で覆われています。名前の由来そのものの場所は、稲作の生産力が高いので、古くから集落が形成されていたが、近年は林業の衰退などに伴い、やはり他の地域と同じように人口減少が進んでいます。美味しいお米が採れるもったいない場所です。

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2017/08/29
防災市民フォーラムinわかやま&ワダイの防災カフェのお知らせ
甚大な被害を受けた紀伊半島大水害から6年。 私たち地域の自然災害について気軽に学べる市民フォーラムと防災カフェです。
****10/14(Sat)は田辺市新庄での開催です。

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