田ジ研自主研修 まちづくり研究会(旧田辺市)学習会(一回目)
2018.06.02
6月2日(土)に首記の会のの中の一テーマ「田辺の水環境を考える」ワークショップが行われ、会員2名が参加いたしました。

主催者コメント:
公共下水道のない田辺市内で、合併浄化槽の入らない地域、特に味光路が単独槽のみで飲食排水が垂れ流しの状態を何とか改善したいと農業集落排水のような小集落だけの下水処理が必要であることを市に訴えてきました。その取り組みをまちづくり研究会で勉強会を重ねてきましたが、この度、3回の講座で一般向けに学習会を行います。今回は、会津川の8か所ぐらいの地点の水を採取して、キットで汚染度の測定を行います。
参加者コメント:
講師は和歌山高等専門学校の教授と助手の2名でした。
先生から「水の汚れとは(BOD)」からの講義を受け、次に「生活排水にて汚れた水質の浄化」についての講義をうけました。講義のあと、左会津川と右会津川と、合流後の会津川での、合計9ケ所での河川水取水の原水を、各グループにわかれて、試薬の入った容器にいれて、原水の色変化を調べました。原水採取箇所を田辺市の地図にプロットしながら、採取場所を上流から下流にかけての地名箇所一覧表が掲示されて、その箇所ごとの各グループでの試薬の変化濃度の数値を記載していきました。
水質指標のBOD(生物化学的酸素要求量)とCOD(化学的酸素要求量)を基に、DO(溶存酸素量)の計測した結果、原水は上流ほど酸素量は多く、下流ほど酸素量は減少していました。原因は生活排水に含まれる有機物が増えているということです。旧田辺市内には、かなり単独浄化槽や合併浄化槽は設置されていますが、農業集落排水施設のような一元化した下水施設はなく、家庭用の合併浄化槽なら小型ですみますが、飲食店・集合ビル等営業施設なら大型の合併浄化槽が必要となります。

参考資料:
www.aikis.or.jp/~m-yasuko/ippan201503-1.pdf



2018.06.02 00:38 | 固定リンク | 研究会活動履歴

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