田ジ研自主研修 由良町石灰岩エリア巡検
2020.11.21
2020年11月21日 由良町・門前の大岩他訪問記。
行程:
9:00田辺発→→10:00由良町門前コミュニティセンター駐車場→→大岩→→12:00興国寺→→13:30戸津井鍾乳洞→→15:00白崎→→17:00田辺到着解散
今回の投稿はタジケン・ジオ女史のKKさんにお願いいたしました。 Tnx.
白崎海岸で目を引いたのは白と黄。黄色はアゼトウナ(畔唐菜・畔冬菜) 静岡以西の海岸に咲く日本固有種。アクシデンタルな強風(身体が浮くのであります)にあおられ乍ら吹き寄せられたわずかな土にへばり咲く群生、白を、際立たせる黄色の菊。真白い石灰岩に紋するのはユリのハナの化石 アッタあったここそこに。本日はまことに筒状海中生物の2億5千万年前の形を知る旅だった-続く圧巻は由良町門前の大岩。シダリスキ梅干し種大=ウニ、6550万年前まで続いたという中生代(恐竜)の海の記憶(人はまだネズミ大の頃)。案内して頂いた由良町教育委員会のイケメン・てんま(天馬)君に感謝しつつ、大岩を背に由良の家並みを眺め 昭和13年建立碑の頃を想像する。
門前な門とは言わずと知れた あの興国寺。経山寺=金山寺みそを生んだという臨済宗妙心寺派の古判。見事美事な秋色の借景の山々に三方を囲まれてけやきの門柱 ササリンドウ紋の瓦屋根大天狗と一億年前の水を貯めた紫水晶が、参る人々の願いと会話をはずませてくれる。しっ静かに!足元注意晩秋の小春日和に誘われたのか 山がかしが鎌首をもたげていた。人々への威嚇に疲れてその後グッタリ。これからどこにお帰りするのかしら。
今回も田辺ジオ研なかりせば味わえない時間と空間の旅路、大岩さまからのお土産イタイタひっつきむしを衣服から取り合い作ら(皆でやれば痛くない)大きく赤く暖かい夕陽に送られて、本日もごっつあんでした。(文責KK)
0.広川インター降りて門前の大岩→興国寺→戸津井鍾乳洞→白崎海洋公園→御坊インター乗る
1.今回は由良町教育委員会イケメンN氏に門前の大岩まで案内頂きジオ女たちは大喜び
2.前日までの小春日和とはうって変わり冷たい風が吹いていました
3.コンクリートの坂道中央が吹き溜まりになり、やまももが成長!!
4.まだまだ軽やかな足取りです♪
5.中世期ジュラ紀の鳥巣層と呼ばれる石灰岩の岩塊 「門前の大岩」
6.あった!あった! これこれ!「見つけたよー」
7.ほんとや! 「まるで梅干しの種のようやん!」 「ほんま!ほんま!」
8.足元に転がっているでっかい岩にシダリスの化石が。。。
9.岩を愛でてシダリスを探し観察するだけでも優に45分 W
10.一斉には登れないと思っていたが何とか集合写真は撮れました(?2名は何処へ⤴)
11.畑の中はセンダン草がわんさか; 上手に歩く人とひっつきに好かれる人と(笑)
12.興国寺の説明板も素通りはしませんw 金山寺味噌が中国から最初に伝わったところ
13.興国寺の家紋はササリンドウ!?
14.参道の階段下でほぼ予定通りの昼食 思わず貰い笑いをするような笑い声のジオ女さん
15.ヤマカガシさん、まだまだ冬眠ではないのですか?
16.天狗堂 正面には大きな天狗さんのお顔が! 天狗堂
17.臨済宗妙心寺派 創建年1227年(創建時は真言宗寺院で西方寺と称していた)
18.境内の置石の中に大きな緑色泥岩や結晶片岩(無点紋)を見つけて
19.戸津井鍾乳洞駐車場からの見晴らし 渡ってきた橋が見えますね
20.田辺方面に帰るには広川インター戻り? それとも御坊から乗る?
21.入場料は@200 (団体割引は20名以上で@160に)
22.鍾乳洞の中に苔のようなものが生えている!👀
23.トロットロの蜜蝋みたい
24.はーい! 集合写真ですよー (興国寺ではすっかり忘れていたので;)
25.カメラマンが入れ替わり「はーい! ウィスキー♡」
26.予定外の寄り道 フズリナとウミユリの化石に会いに
27.http://yura-wakayama-kanko.jp/publics/index/19/detail=1/c_id=228/page228=2
28.突風に身を任せて 空中を彷徨う ”凧ポーズ”
29.あった!あった!ウミユリの化石♪
30.はーい! なんだかんだと今日も楽しい自主研修会でした
31.最後の集合写真でーす・・・・今回は集合写真が多いですね(笑)
32.畑のセンダンの実をそのまま沢山くっつけたままだったので鶏の毛のようにむしられ中
33.おーおー!ギョレメ国立公園みたい 日帰りでも十分楽しめたコースでした☆彡
行程:
9:00田辺発→→10:00由良町門前コミュニティセンター駐車場→→大岩→→12:00興国寺→→13:30戸津井鍾乳洞→→15:00白崎→→17:00田辺到着解散
今回の投稿はタジケン・ジオ女史のKKさんにお願いいたしました。 Tnx.
白崎海岸で目を引いたのは白と黄。黄色はアゼトウナ(畔唐菜・畔冬菜) 静岡以西の海岸に咲く日本固有種。アクシデンタルな強風(身体が浮くのであります)にあおられ乍ら吹き寄せられたわずかな土にへばり咲く群生、白を、際立たせる黄色の菊。真白い石灰岩に紋するのはユリのハナの化石 アッタあったここそこに。本日はまことに筒状海中生物の2億5千万年前の形を知る旅だった-続く圧巻は由良町門前の大岩。シダリスキ梅干し種大=ウニ、6550万年前まで続いたという中生代(恐竜)の海の記憶(人はまだネズミ大の頃)。案内して頂いた由良町教育委員会のイケメン・てんま(天馬)君に感謝しつつ、大岩を背に由良の家並みを眺め 昭和13年建立碑の頃を想像する。
門前な門とは言わずと知れた あの興国寺。経山寺=金山寺みそを生んだという臨済宗妙心寺派の古判。見事美事な秋色の借景の山々に三方を囲まれてけやきの門柱 ササリンドウ紋の瓦屋根大天狗と一億年前の水を貯めた紫水晶が、参る人々の願いと会話をはずませてくれる。しっ静かに!足元注意晩秋の小春日和に誘われたのか 山がかしが鎌首をもたげていた。人々への威嚇に疲れてその後グッタリ。これからどこにお帰りするのかしら。
今回も田辺ジオ研なかりせば味わえない時間と空間の旅路、大岩さまからのお土産イタイタひっつきむしを衣服から取り合い作ら(皆でやれば痛くない)大きく赤く暖かい夕陽に送られて、本日もごっつあんでした。(文責KK)
0.広川インター降りて門前の大岩→興国寺→戸津井鍾乳洞→白崎海洋公園→御坊インター乗る
1.今回は由良町教育委員会イケメンN氏に門前の大岩まで案内頂きジオ女たちは大喜び
2.前日までの小春日和とはうって変わり冷たい風が吹いていました
3.コンクリートの坂道中央が吹き溜まりになり、やまももが成長!!
4.まだまだ軽やかな足取りです♪
5.中世期ジュラ紀の鳥巣層と呼ばれる石灰岩の岩塊 「門前の大岩」
6.あった!あった! これこれ!「見つけたよー」
7.ほんとや! 「まるで梅干しの種のようやん!」 「ほんま!ほんま!」
8.足元に転がっているでっかい岩にシダリスの化石が。。。
9.岩を愛でてシダリスを探し観察するだけでも優に45分 W
10.一斉には登れないと思っていたが何とか集合写真は撮れました(?2名は何処へ⤴)
11.畑の中はセンダン草がわんさか; 上手に歩く人とひっつきに好かれる人と(笑)
12.興国寺の説明板も素通りはしませんw 金山寺味噌が中国から最初に伝わったところ
13.興国寺の家紋はササリンドウ!?
14.参道の階段下でほぼ予定通りの昼食 思わず貰い笑いをするような笑い声のジオ女さん
15.ヤマカガシさん、まだまだ冬眠ではないのですか?
16.天狗堂 正面には大きな天狗さんのお顔が! 天狗堂
17.臨済宗妙心寺派 創建年1227年(創建時は真言宗寺院で西方寺と称していた)
18.境内の置石の中に大きな緑色泥岩や結晶片岩(無点紋)を見つけて
19.戸津井鍾乳洞駐車場からの見晴らし 渡ってきた橋が見えますね
20.田辺方面に帰るには広川インター戻り? それとも御坊から乗る?
21.入場料は@200 (団体割引は20名以上で@160に)
22.鍾乳洞の中に苔のようなものが生えている!👀
23.トロットロの蜜蝋みたい
24.はーい! 集合写真ですよー (興国寺ではすっかり忘れていたので;)
25.カメラマンが入れ替わり「はーい! ウィスキー♡」
26.予定外の寄り道 フズリナとウミユリの化石に会いに
27.http://yura-wakayama-kanko.jp/publics/index/19/detail=1/c_id=228/page228=2
28.突風に身を任せて 空中を彷徨う ”凧ポーズ”
29.あった!あった!ウミユリの化石♪
30.はーい! なんだかんだと今日も楽しい自主研修会でした
31.最後の集合写真でーす・・・・今回は集合写真が多いですね(笑)
32.畑のセンダンの実をそのまま沢山くっつけたままだったので鶏の毛のようにむしられ中
33.おーおー!ギョレメ国立公園みたい 日帰りでも十分楽しめたコースでした☆彡
第32回 友ヶ島 巡検
2020.11.01
2020.11.1 第32回友ヶ島巡検報告
友ヶ島は紀淡海峡に浮かぶ沖ノ島、地の島、神島、虎島の4つの島の総称。 明治政府が紀淡海峡防備のため、由良地区(淡路島)、友ヶ島・加太・深山地区(和歌山市)に築造した由良要塞の要所です。 灯台や砲台跡(第1~第5)が観光資源にもなっているので、県内外からも多く見学に訪れる無人島です。瀬戸内海国立公園の一部にも指定されています。
7:05 田辺出発→8:45 加太港到着 →10:00 友ヶ島フェリー乗船10:20沖ノ島上陸 → 野奈浦広場 → 第2砲台跡 → 孝助松海岸 → 友ヶ島灯台 → 子午線広場 → 第3砲台跡 → タカノス山展望台 → 海の家 15:30フェリー乗船 → 17:45田辺着解散
以前より淡路島近く、友ヶ島巡検の声が上がっていたところ、11月1日灯台の日に合わせて日程調整を行ってきましたが、やはり様々なイベントも中止せざるを得ないコロナ禍の中、今年の友ヶ島灯台も残念ながら一般公開は叶いませんでした。
心地よい空気と晴天に恵まれた絶好のお日和。
フェリー出発までの間、本日のルートや友ヶ島の特徴、歴史=戦争、海の恵み、地層、津波等の概略を吉松敏隆氏(南紀熊野ジオパーク推進協議会学術専門員)より説明を頂きました。 事前の行程では、10:00往路乗船 13:30復路乗船となっていましたが、これではあまりにも忙しすぎるので、復路乗船を先ずは14:30更に15:30に変更しました。 が、それでも今回は沖ノ島の西側のみの探訪となり、東側の虎島(とらしま)手前、閼伽井(あかい=江戸前期の儒者李梅渓の寛文9年に刻んだ厳額に記述されている場所)の碑までは、タイムオーバーの為、進むことが出来ませんでした。 戻りは行きかう小さな漁船を横目に、少々離れがたき想いで島を後にしました。 友ヶ島灯台は、例年5月と11月に一般公開されているようなので、コロナ禍終息の兆しを期待しながら来年5月の干潮時の再訪を楽しみの一つとしておきます。
友ヶ島の地層は当日頂いた資料参照。上部白亜系和泉層群友ヶ島累層(和泉山脈西部から淡路島南部の地質概略図)。 地質的には、砂岩、砂岩・泥岩互層、泥岩及び礫岩(この場合の礫岩は酸性火山岩の流紋岩が多いのが特徴)のようです。ここはフリッシュ層(=タービダイト→出来た場所が違う)と呼ばれています。 南紀熊野ジオパークでも美しい整列で有名なタービダイト(和深のタービダイト)もあります。 上陸した沖ノ島西側の孝助松海岸磯では、友ヶ島累層下部層の観察となりました(潮時がイマイチだったので今回はアマモ化石にも会えず;)。 つまり、内帯側起源の堆積物ということです。
早朝7時集合にもかかわらず大半の参加者が6時40分迄に到着。今回の保険代・交通費・乗船代等、分担しながら手際よく徴収後、ほぼ予定通りに出発することが出来ました。 往路は約1時間40分で加太港第一駐車場へ。片道約20分の巡航は、船酔いしやすい私にとってはマアマアの所要時間ですね。(文責H)
1.加太港~沖ノ島運航コース 晴れでも波が高いと欠航も(前日が欠航だったような)
2.乗船前に本日のコースと見どころ等を吉松先生から説明頂く
3.9時前には桟橋駐車場に到着 が、余裕をもって10:00発に乗船
4.忘れないうちに先ずは記念写真 飛びこみメンバーともうまく合流できたー♪
5.・・・おそらく台風の影響で何かがぶつかったのでしょうね
6.砂岩・礫岩の堆積の様子を丁寧に受講
7.友ヶ島の形成の様子について ジオの入口メンバーには???w w w
8.大昔の断層の方向と中央構造線の出来初めの頃「分からんけど そうなんやー」ってw
9.たった一つのレストラン この建物自体はそうそう古くなさそう
10.今までジオには興味なかったメンバーも見方について徐々に興味津々にw
11.沢山の資料をご準備頂きました
12.厚層砂岩の中に・・・何やら怪しい生痕化石が 一体何モンなんやろか
13.第2砲台跡地 終戦時、以後の使用を禁ずる意図で爆破されている
14.明治1889年陸軍が淡路の由良から友ヶ島・加太の紀淡海峡地区に砲台群を建設した
15.しっかりしたレンガ造りは異国情緒溢れている
16.孝助松海岸 1853年ペリー提督が来た翌年勝海舟がこの海岸を訪れたそうな
17.このあたりが友ヶ島下部層の様子がわかる場所 内帯側関連の礫ばかり
18.結構大きいと思えるヤッコカンザシ管状の巣化石
19.上部白亜系和泉層群 中生代白亜紀後期に形成された
20.角が削られた大小の石が磯の全体を占めています
21.びっしり礫がはまり込んでいるこの転石は画像左側が下部だった様子がわかる
22.よっこいしょ! 見晴らしの良い第1砲台跡に到着
23.コロナ禍の時代でなければ灯台の日に因み内部見学もできていたのですが・・・
24.そんな残念な気持ちを吹っ飛ばすように はい!パワフルポーズ♪
25.今度は紀淡海峡と淡路島をバックに 「はい!チーズ チーズ」笑
26.これこれ!海流の移動に合わせて小舟を見事に操り小鯛漁中 見ごたえあり!
27.逆光だったけれど子午線最南端に近い場所で 「はい! 1+1はーにイー♪」
28.最初は面白い樹皮と思ったが、実はリス被害の痛々しい樹皮だった
29.トサムラサキの実(ムラサキシキブの仲間)和歌山県の絶滅危惧種指定
30.かの有名なスタジオジブリの世界感を彷彿させる場所 うん・・うん・・うん♪
31.将校たちの住まいと伺ったのですが・・・いつ頃利用されていたのでしょうか?
32.頑丈な鍵の名残りですね とても重たそうな;;
33.タカノス山展望台より 偶然トンビも上から激写!
34.いつの間にかあっちとこっちに分かれて見学 こっちの組集合記念写真
35.中央構造線の五条屈曲と和泉堆積盆の形成モデルについては ちと難しい;
36.残念!この日はタイムオーバーで沖ノ島の深蛇池には泥岩の津波堆積物まで行けず
37.野奈浦桟橋 15:30発のフェリーに乗りました(16:30でも良かったけどね w)
38.典型的なフリッシュ層(=タービダイト)深い海盆で形成された 美味しそうなローストビーフw w
39.小舟と並走しながら沖ノ島まで片道約20分 船酔いもせず頃合いの乗船時間だー
40.地の島 こちらの形成年齢が新しい 新生代に近いのかなー ?
友ヶ島は紀淡海峡に浮かぶ沖ノ島、地の島、神島、虎島の4つの島の総称。 明治政府が紀淡海峡防備のため、由良地区(淡路島)、友ヶ島・加太・深山地区(和歌山市)に築造した由良要塞の要所です。 灯台や砲台跡(第1~第5)が観光資源にもなっているので、県内外からも多く見学に訪れる無人島です。瀬戸内海国立公園の一部にも指定されています。
7:05 田辺出発→8:45 加太港到着 →10:00 友ヶ島フェリー乗船10:20沖ノ島上陸 → 野奈浦広場 → 第2砲台跡 → 孝助松海岸 → 友ヶ島灯台 → 子午線広場 → 第3砲台跡 → タカノス山展望台 → 海の家 15:30フェリー乗船 → 17:45田辺着解散
以前より淡路島近く、友ヶ島巡検の声が上がっていたところ、11月1日灯台の日に合わせて日程調整を行ってきましたが、やはり様々なイベントも中止せざるを得ないコロナ禍の中、今年の友ヶ島灯台も残念ながら一般公開は叶いませんでした。
心地よい空気と晴天に恵まれた絶好のお日和。
フェリー出発までの間、本日のルートや友ヶ島の特徴、歴史=戦争、海の恵み、地層、津波等の概略を吉松敏隆氏(南紀熊野ジオパーク推進協議会学術専門員)より説明を頂きました。 事前の行程では、10:00往路乗船 13:30復路乗船となっていましたが、これではあまりにも忙しすぎるので、復路乗船を先ずは14:30更に15:30に変更しました。 が、それでも今回は沖ノ島の西側のみの探訪となり、東側の虎島(とらしま)手前、閼伽井(あかい=江戸前期の儒者李梅渓の寛文9年に刻んだ厳額に記述されている場所)の碑までは、タイムオーバーの為、進むことが出来ませんでした。 戻りは行きかう小さな漁船を横目に、少々離れがたき想いで島を後にしました。 友ヶ島灯台は、例年5月と11月に一般公開されているようなので、コロナ禍終息の兆しを期待しながら来年5月の干潮時の再訪を楽しみの一つとしておきます。
友ヶ島の地層は当日頂いた資料参照。上部白亜系和泉層群友ヶ島累層(和泉山脈西部から淡路島南部の地質概略図)。 地質的には、砂岩、砂岩・泥岩互層、泥岩及び礫岩(この場合の礫岩は酸性火山岩の流紋岩が多いのが特徴)のようです。ここはフリッシュ層(=タービダイト→出来た場所が違う)と呼ばれています。 南紀熊野ジオパークでも美しい整列で有名なタービダイト(和深のタービダイト)もあります。 上陸した沖ノ島西側の孝助松海岸磯では、友ヶ島累層下部層の観察となりました(潮時がイマイチだったので今回はアマモ化石にも会えず;)。 つまり、内帯側起源の堆積物ということです。
早朝7時集合にもかかわらず大半の参加者が6時40分迄に到着。今回の保険代・交通費・乗船代等、分担しながら手際よく徴収後、ほぼ予定通りに出発することが出来ました。 往路は約1時間40分で加太港第一駐車場へ。片道約20分の巡航は、船酔いしやすい私にとってはマアマアの所要時間ですね。(文責H)
1.加太港~沖ノ島運航コース 晴れでも波が高いと欠航も(前日が欠航だったような)
2.乗船前に本日のコースと見どころ等を吉松先生から説明頂く
3.9時前には桟橋駐車場に到着 が、余裕をもって10:00発に乗船
4.忘れないうちに先ずは記念写真 飛びこみメンバーともうまく合流できたー♪
5.・・・おそらく台風の影響で何かがぶつかったのでしょうね
6.砂岩・礫岩の堆積の様子を丁寧に受講
7.友ヶ島の形成の様子について ジオの入口メンバーには???w w w
8.大昔の断層の方向と中央構造線の出来初めの頃「分からんけど そうなんやー」ってw
9.たった一つのレストラン この建物自体はそうそう古くなさそう
10.今までジオには興味なかったメンバーも見方について徐々に興味津々にw
11.沢山の資料をご準備頂きました
12.厚層砂岩の中に・・・何やら怪しい生痕化石が 一体何モンなんやろか
13.第2砲台跡地 終戦時、以後の使用を禁ずる意図で爆破されている
14.明治1889年陸軍が淡路の由良から友ヶ島・加太の紀淡海峡地区に砲台群を建設した
15.しっかりしたレンガ造りは異国情緒溢れている
16.孝助松海岸 1853年ペリー提督が来た翌年勝海舟がこの海岸を訪れたそうな
17.このあたりが友ヶ島下部層の様子がわかる場所 内帯側関連の礫ばかり
18.結構大きいと思えるヤッコカンザシ管状の巣化石
19.上部白亜系和泉層群 中生代白亜紀後期に形成された
20.角が削られた大小の石が磯の全体を占めています
21.びっしり礫がはまり込んでいるこの転石は画像左側が下部だった様子がわかる
22.よっこいしょ! 見晴らしの良い第1砲台跡に到着
23.コロナ禍の時代でなければ灯台の日に因み内部見学もできていたのですが・・・
24.そんな残念な気持ちを吹っ飛ばすように はい!パワフルポーズ♪
25.今度は紀淡海峡と淡路島をバックに 「はい!チーズ チーズ」笑
26.これこれ!海流の移動に合わせて小舟を見事に操り小鯛漁中 見ごたえあり!
27.逆光だったけれど子午線最南端に近い場所で 「はい! 1+1はーにイー♪」
28.最初は面白い樹皮と思ったが、実はリス被害の痛々しい樹皮だった
29.トサムラサキの実(ムラサキシキブの仲間)和歌山県の絶滅危惧種指定
30.かの有名なスタジオジブリの世界感を彷彿させる場所 うん・・うん・・うん♪
31.将校たちの住まいと伺ったのですが・・・いつ頃利用されていたのでしょうか?
32.頑丈な鍵の名残りですね とても重たそうな;;
33.タカノス山展望台より 偶然トンビも上から激写!
34.いつの間にかあっちとこっちに分かれて見学 こっちの組集合記念写真
35.中央構造線の五条屈曲と和泉堆積盆の形成モデルについては ちと難しい;
36.残念!この日はタイムオーバーで沖ノ島の深蛇池には泥岩の津波堆積物まで行けず
37.野奈浦桟橋 15:30発のフェリーに乗りました(16:30でも良かったけどね w)
38.典型的なフリッシュ層(=タービダイト)深い海盆で形成された 美味しそうなローストビーフw w
39.小舟と並走しながら沖ノ島まで片道約20分 船酔いもせず頃合いの乗船時間だー
40.地の島 こちらの形成年齢が新しい 新生代に近いのかなー ?