第15回 平瀬~西大谷~合川~原の郷~木守巡検
2016.12.04
第15回 平瀬~西大谷~合川~原の郷~木守行程表
    晴れのち小雨 参加者21名

<9:10> 出発 大塔行政局駐車場(7台に乗合せ)

<9:20> 219号線 下小川付近道路沿い山の斜面崩壊(流れ盤・受け盤についてレクチャー)

<9:45> 平瀬到着 河岸段丘・環流丘陵と、日置川が東側に移行している(右岸側が隆起)

<10:30> 江口橋下車(安川の支流)打越背斜を形成する共役構造と打越向斜を屈曲させている軸となる場所

<11:00> 乙女の湯 トイレ休憩

<11:30> 西大谷谷 峯垣内“乳大師”到着 鍾乳石見学 オーソコーツァイト確認

<12:15> 昼食 (昼食後 小雨)

<13:40> 九川(クガワ)地区 約7,300年前のアカホヤ火山灰採取(わんかけ実演)

<14:30> 原の郷(前の川) 橋上からタービダイト・褶曲見学(雨が止む)

<15:15> 木守(こもり) 赤土森山の斜面崩壊と水田跡 (記念写真)
    (合川から221号線 深谷通り)  
<16:30> 大塔行政局到着  中屋先生から総括頂く

<16:50> 解 散

<巡検内容・コメント>
田辺市西南の大塔(元大塔村)は、紀伊半島四万十付加体の背斜構造が大規模に現れている注目すべき場所でした。現在も東側からの圧縮で、背斜側の斜面が更に傾斜を増しているようです。地質図には打越(うちこし)背斜と合川(ごうがわ)複向斜と表記されています。近露や平瀬・合川・前の川・木守のラインは沈降域となっている為、周囲の豊富な水は日置川に流れる地形が確認できます。キーワードの“日置川帯”は、第三紀の付加体(音無川層・牟婁層)の分布する地質帯をまとめて呼ばれるので、田辺市龍神村から紀伊半島南端までと広域です。つまり南紀熊野地域を構成する重要な地質構造の軸が、この大塔付近と云っても過言ではないように思えるのです。平瀬の2段河岸段丘は、山間から流れ出た土石流が堆積して平野となり更に日置川の沈降で段丘が形成されています。
原の郷タービダイトは参加者一斉に「ワオ~!!」素晴らしい自然の造形美。鍾乳石・オーソコーツァイト、木守の赤土森山等々濃厚な巡検となりました。これからも田辺地域のジオサイトをベースに、より多くの皆さまに楽しんで頂けるよう発信出来れば幸いです。































































- CafeNote -