田辺ジオパーク研究会総会
2017.05.14
2017年5月14日 平成29年度田辺ジオパーク研究会総会が新緑の中、東コミュニティセンター大会議室で20名強の参加にて開催されました。
今回は早くも第3回目の開催になりました。アジェンダは以下の通り、今回は役員改正はありませんので、約1時間にて無事に終了いたしました。休日の中、大変お疲れ様でした。
                   記
       平成29年度田辺ジオパーク研究会総会報告

                   日時 平成29年5月14日(日)1:30~3:00PM
                   場所 東コミュニティセンター 1階大会議室
                        出席20名 委任状24名 退会3名
1. 会長挨拶  T氏
  H氏のご冥福を祈り黙とう 1年間を通しての反省と課題について
2. 議長(S副会長)、議事録署名人(M氏・Y氏)
3. 議案審議
 ① 平成28年度活動報告(別紙)・活動紹介(パワーポイント)
 ② 平成28年度会計決算報告、監査報告(別紙)(監査 H氏・T氏)
 ③ 平成29年度活動計画(案)
 ・例会 毎月第3金曜日 東コミュニティセンター2階研修室
 ・ジオサイト見学会 年6回
 <第1回>5月28日(日)「地質の日イベント」元島・天神崎探訪(チラシ)
 <第2回>6月18日(日) 白崎海岸→広川町名(な)南風(ばえ)の鼻・黒瀬川帯
           (講師 中屋先生)
 <第3回>9月     すさみ町佐本・城川→小附(こづき)・大附
 <第4回>11月     奇絶峡落合→長野→西谷・射森峠
 <第5回>1月     印南の海岸~畑野崎付近
 <第6回>3月     和歌浦・雑賀崎→紀の川・三波川帯
 ・3周年記念講演会 平成30年2月予定
 ・冊子作成 今年度中に500部発刊 (みんなでまちづくり補助金活用。
      5月18日(木曜)申請人 会長・M氏・H氏)
 ・関係イベントへの参加、パネル展示 (前年度同様 積極的に参加)

 ④ 平成29年度予算(案)(別紙)
 ⑤ 役員交代について
 ・副会長 ボランティアガイドの会( K氏 )
 ・監事  ( W氏   )
⑥ その他 年間通信費を削減する方向で今後検討する
4. 「地質の日」イベント元島~天神崎探訪(別紙チラシ)
 日程:5月28日(日)  小雨決行(雨天時、目良会館使用承諾済)
 集合・受付:9:30  (F氏・B氏・他2名)
 準備物:天神崎冊子、救急箱、名札(参加者名と緊急対応電話番号)、
 マジック、ボランティアごみ袋(ウォークしながらゴミ拾い)
 下調べ:5月13日(土)(会員5名にて下見済)
 結果、要注意2ヶ所確認。(内、1ヶ所は潮位の関係で渡れない)
   ・イベント当日は梯子を準備する。コースは天神崎~元島に変更する。
5.その他 ホームページ料金について

平成28年度活動報告↓








2017.05.14 23:48 | 固定リンク | 研究会活動履歴
田辺ジオパーク研究会二周年記念講演会
2017.02.26
2017年(平成29年) 2月26日(日)
田辺市ひがしコミュニティセンターに於いて、田辺ジオパーク研究会の2周年記念行事である記念講演会が、晴天の中、開催されました。
開催に伴い、田辺ジオパーク研究会のパネル・生痕化石・見本石等の展示も行われ、来客への駐車場案内、女性陣による受付、会長挨拶からパワーポイント使用による明快な活動報告を、適切な司会にてスムーズに進行。 注目の中屋先生のご講演は、学術専門用語を用いられる中、よりわかりやすく当地方の地質・形成について説明をして頂きました。
記念行事を踏まえて、当地方の主力報道機関の紀伊民報社の記事にもあるように、南紀熊野ジオパーク協議会に、田辺市も加盟し共に活動する時期ではないでしょうか。
ともあれ、継続は力なりですので、熱意・努力の塊である田辺ジオパーク研究会のパワーを結集して、もっともっと議論を高め、より学びながら、ジオパークの精神をより多数の皆様と楽しんでいきたいと思っています。
































アガラのコラム「水鉄砲」より拝借↓
2017.02.26 13:30 | 固定リンク | 研究会活動履歴
紀南ユネスコ協会主催 「五感で感じる大地(ジオ)」 協力 田ジ研
2017.02.19
2月19日は素晴らしいスカイブルーの晴天でした。
白浜町平草原で行われた「ユネスコセミナー ふるさと再発見シリーズ 五感で感じる大地」
当会協力におきましては、午前中から夕方まで、準備片付け等大変お疲れ様でした。
来場者の中には「ジオっておもしろそうやな」の声も出ていました。圧巻は環境省田辺自然保護官事務所による貴重映像公開「海からジオパーク~そして褶曲へ」解説でした。大いに楽しませていただきました。



















2017.02.19 21:34 | 固定リンク | 研究会活動履歴
第4回南紀熊野ジオパークフェスタ@古座川町 に出展参加
2017.02.12
2月12日(日)第4回南紀熊野ジオパークフェスタに出展。
ユネスコジオパーク評議員の渡辺真人氏の基調講演や、地元食材を使ったグルメや地場産品の販売、いくつかのジオパークの参加等、ジオパークを身近に感じたイベントでした。また、田ジ研のメンバー数名のジオパークガイド修了式もありました。
【日時】平成29年2月12日(日)10時~15時30分
【場所】古座川町中央公民館・古座川町民体育館
【主催】南紀熊野ジオパーク推進協議会・環境省近畿地方環境事務所
【目的】南紀熊野ジオパークの取組と、吉野熊野国立公園などとの連携を進めるにあたり、地域関係者の理解・協力・参加を促進するとともに、認知度・理解度の向上を図り、持続可能な地域づくりに寄与する。









2017.02.12 21:56 | 固定リンク | 研究会活動履歴
第15回 平瀬~西大谷~合川~原の郷~木守巡検
2016.12.04
第15回 平瀬~西大谷~合川~原の郷~木守行程表
    晴れのち小雨 参加者21名

<9:10> 出発 大塔行政局駐車場(7台に乗合せ)

<9:20> 219号線 下小川付近道路沿い山の斜面崩壊(流れ盤・受け盤についてレクチャー)

<9:45> 平瀬到着 河岸段丘・環流丘陵と、日置川が東側に移行している(右岸側が隆起)

<10:30> 江口橋下車(安川の支流)打越背斜を形成する共役構造と打越向斜を屈曲させている軸となる場所

<11:00> 乙女の湯 トイレ休憩

<11:30> 西大谷谷 峯垣内“乳大師”到着 鍾乳石見学 オーソコーツァイト確認

<12:15> 昼食 (昼食後 小雨)

<13:40> 九川(クガワ)地区 約7,300年前のアカホヤ火山灰採取(わんかけ実演)

<14:30> 原の郷(前の川) 橋上からタービダイト・褶曲見学(雨が止む)

<15:15> 木守(こもり) 赤土森山の斜面崩壊と水田跡 (記念写真)
    (合川から221号線 深谷通り)  
<16:30> 大塔行政局到着  中屋先生から総括頂く

<16:50> 解 散

<巡検内容・コメント>
田辺市西南の大塔(元大塔村)は、紀伊半島四万十付加体の背斜構造が大規模に現れている注目すべき場所でした。現在も東側からの圧縮で、背斜側の斜面が更に傾斜を増しているようです。地質図には打越(うちこし)背斜と合川(ごうがわ)複向斜と表記されています。近露や平瀬・合川・前の川・木守のラインは沈降域となっている為、周囲の豊富な水は日置川に流れる地形が確認できます。キーワードの“日置川帯”は、第三紀の付加体(音無川層・牟婁層)の分布する地質帯をまとめて呼ばれるので、田辺市龍神村から紀伊半島南端までと広域です。つまり南紀熊野地域を構成する重要な地質構造の軸が、この大塔付近と云っても過言ではないように思えるのです。平瀬の2段河岸段丘は、山間から流れ出た土石流が堆積して平野となり更に日置川の沈降で段丘が形成されています。
原の郷タービダイトは参加者一斉に「ワオ~!!」素晴らしい自然の造形美。鍾乳石・オーソコーツァイト、木守の赤土森山等々濃厚な巡検となりました。これからも田辺地域のジオサイトをベースに、より多くの皆さまに楽しんで頂けるよう発信出来れば幸いです。































































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